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K.G.F 地球連合メカニック「な」行 な ナイチチスキー に -----NoEntry----- ぬ -----NoEntry----- ね -----NoEntry----- の -----NoEntry----- アムステラ神聖帝国メカニック「な」行 な -----NoEntry----- に ニセ妖爪鬼 如光 如闇 ぬ -----NoEntry----- ね 捻怒 の -----NoEntry----- その他メカニック「な」行 な -----NoEntry----- に ニャンク~ガ ニャンドロメダ ぬ -----NoEntry----- ね -----NoEntry----- の -----NoEntry-----
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財務省
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内務省
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住宅都市開発省
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司法省
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名前:ミューナ・カーン 色:乳白色、ライトパープル 能力:「『オールラウンドウェポン』」 どれだけ癖のある武器でも使いこなせるようになる 連携を想定としているため、レイラ・ライトマン、エレナ・ジョーの二人と、この能力が共有できる 性格:楽天家な性格で基本的に前向き精神であるためか何かあれば感情的になってしまうところがある。 普段は落ち着いた振る舞いをしようと心掛けている 20歳。9月26日生まれ 一人称:私 二人称:アナタ、アンタ、君 所属:地球連合軍 機体:アルト ロイヤリティ
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【装備名】 フォルテストラ 【読み方】 ふぉるてすとら 【装備MS】 GAT-01D ロングダガーGAT-01D1 デュエルダガー 【詳細】 ザフトに強奪されたGAT-X102 デュエルに装着されたアサルトシュラウドの有用性に着目した地球連合軍が開発した着脱式の増加装甲ユニット(連合製アサルトシュラウド)。 名称は「強いドレス」を意味するもので、ロングダガー及びデュエルダガーに装着したものが登場している。 また、GAT-X1022 ブルデュエルに採用されたものはこのフォルテストラの改良版であり、本体直結式の装甲としてフェイズシフト装甲を採用しており、実体兵器に対する防御力向上に役立った。
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ロスト ブラック 性別 男 年齢 25歳 身長 177 体重 49㎏ 血液型 B型 乗機 不明(依頼によって変わる) 所属 請け負い屋 詳細 突如現れた謎の組織、金さえあればどんな仕事もする(たまに断る) 人からは終始笑っているため道化師(ピエロ)とも呼ばれている 彼らの組織には謎が多い まず人数不明・目的不明ちなみに名前はコードネームただわかっていることは 地球連合とは犬猿の仲 彼らに用があるなら戦争の最前線にいくといい見物しているから
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934 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2023/06/08(木) 23 18 28 ID softbank060146109143.bbtec.net [168/185] 憂鬱SRW 未来編 エグゼシナリオ 設定集【常守朱】 パーソナルデータ 名前:常守朱 出身:PP惑星(宇宙怪獣により崩壊済み) 所属:地球連合 オフィシャル公認広域捜査官 性別:女性(主観・客観ともに) 年齢:94歳(客観年齢) 身体:生体式義体 概要: 惑星2113(PP惑星)出身の犯罪捜査官。 地球連合の領域において、現実・電脳問わず、あらゆる犯罪に対して捜査や調査を行うことが認められた国境なき捜査官の一人。 経歴 元々はいわゆるアポカリプス期において母星から融合惑星へとエクソダスしてきた惑星の住人の一人であった。 彼女はそこにおいて、国家による法治体制が維持された日本に生まれ育ち、犯罪に対処する厚生省公安局刑事課に属していた。 アポカリプス期のエクソダス完了後、融合惑星の海上都市群「カナン」における犯罪において活躍した。 特にカナンの2113区画の外から来た犯罪者およびこれまでのシステムで裁けない犯罪に対処したとされる。 実際には、PP惑星の日本を裏側から支配していたシュビラシステムと丁々発止を繰り広げながらであったが、それは表にはされていない。 それについてはここではあまり関連性が薄いため、ここでは省略する。 未来編に至る以前に彼女は老衰による自然死を迎えていた。 その気になれば義体化や施術による延命措置などを行うことができたのであるが、彼女は自らが生き残り続けることを良しとしなかった。 規範や神として残るより、法の精神や正義についての考えをバトンとして、後進へと託すことを選んだのである。 しかし、そのシュビラシステムは過去の朱の発言を言質とし、彼女を復活させて送り出したのであった。 当然彼女としては憤慨モノではあったのだが、これを受け入れて、これまでよりも広い領域で活動することを選んだ。 所属 未来編において、彼女の身分は融合惑星から地球連合へと推薦された犯罪捜査官である。 これはオフィシャルの中でも地球連合の版図の中において権限が認められた、ICPOに近い性質の部署にあたる。 地球連合の各種族が有する固有の能力などを最大限生かし、高度化する犯罪に対処することを目的として創設されている。 誰もがなれるわけではなく、試験や審査などを経て、実務経験の実績などを基に選抜・任命される形である。 こうして任命された捜査官はオフィシャルや地球連合、あるいはその加盟国の要請に基づいて派遣され、操作などを行う。 治安維持組織の傭兵化とも時に批判されるが、そうした高い質の人材を積極的に雇用し、有機的に運用しなければならない連合の事情も絡んでいる。 特に高度な犯罪に対しては、数的な面もそうであるが質的な面での追及が必須であり、実際にこの制度が役立てられた経緯がある。 装備品 主として携行しているのは拳銃もしくはドミネーター、スタンバトンなどとなる。 一応は対テロ装備の運用もできるのだが、そういう事態にならない限りは重武装は認められていない。 ドミネーターについては変更点が多岐にわたるため、また別の機会に語ることとする。 935 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2023/06/08(木) 23 19 03 ID softbank060146109143.bbtec.net [169/185] エグゼシナリオにおいて 未来編のエグゼシナリオにおいては、たびたび姿を見せるか、その存在が誰かの口から語られる程度であった。 本格的に登場するのはエグゼ6のシナリオの、グリーンタウンと審判の木にかかわる事件の際である。 シュビラシステムにそのルーツを持つ裁判システムというのは見過ごすことはできず、開発がすすめられた段階から注視している。 とはいえ、司法の分野にオフィシャルとして深く関与することはできないため、あくまでも監視や観察にとどめていた。 当然、審判の木の発案者である六方悟とも顔を合わせており、表面では友好的に接していた。 だが、内心では、シュビラシステムを神聖視あるいは絶対視しており、その力を再現しようとする傾向が見られたことから警戒をしていた。 過ちを犯さないシステムなど存在するわけもなく、「こいつは絶対いつかやらかす」と推測して網を張っていた。 言うまでもないが、彼女は経験上この手のシステムに心酔し、暴走した人間を幾人も知っているため、直感的に理解していたのである。 そして、案の定の光祐一郎博士の逮捕という暴走が始まったことでノータイムで行動を開始し、その中で熱斗と顔を合わせ、共闘することとなる。 その後は事件のたびに顔を合わせるなどしており、電脳獣をめぐる事件を通じて長く付き合いを持った。 エグゼ7(仮)シナリオでも共闘し、暴走する一般市民の正義を糾弾する立場として姿を見せる。 単なる市民の味方ではなく、時に秩序を守るために銃口を弱い相手に向けた。執行官であり捜査官である苛烈な姿が熱斗に多大な影響を与えることとなる。 正義とは、時に残酷であり、厳しい面を持つものなのである。 また、エグゼ7(仮)においては俄かに復活したダークチップについての捜査や調査を進めている。 ダークチップシンジゲート「ネビュラ」が崩壊した後に明らかに組織的に生産されていることに危惧を覚えたためである。 その為もあってか、N1グランプリの参加は見送ったようである。 人物 全盛期の肉体に一度は死ぬまで生きた成熟しきった精神を持つ。長生きしたこともあり非常に達観している。 それでいて、原作に置いてみせた強い意志や精神性などは全盛期の頃から全く変わっていない。 むしろ、C.E.世界において発生した警察や司法の暴走といったものを間近で見ており、より正義や法の在り方についてシビアとなっている。 さらに未来編という時期に活動しており、法体制がまるで違う異星人とどのように折り合うかなどを積極的に研究しているなど、原作以上といえる。 今でこそ一人の捜査官として活動しているが、半ば学者や研究者の領域に足を突っ込んでおり、その知見や知識などは生半可な人間を凌ぐ。 ともすれば旧警察のやり方を疎む風潮があるオフィシャルにおいて、その能力は高く評価されている。 エグゼシナリオでは熱斗を導き、補助する先達あるいは先生としての立場で接する。 熱斗の幼いが故のまっすぐで純粋な正義感を認めつつ、それだけでは解決しないこともあると諭す。 また、熱斗には難しい論理的な手法と倫理的な観点から六方の歪んだ価値観を糾弾するなど、模範的な法の執行官としての姿を見せた。 以上のように、職務においてはかなり厳しい面を見せているが、プライベートでは非常に温和である。 一応は死んだことになっているため、迂闊に子供や孫などに会えない分、熱斗らを孫のようにかわいがっている節があるくらいである。 936 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2023/06/08(木) 23 20 32 ID softbank060146109143.bbtec.net [170/185] ゲーム上の性能 属性:無属性 移動:ノーマル 使用技 ドミネーター(パラライザー) 属性:電気 特性:のけぞり 対インビジ 特殊効果:マヒ 解説: 手に持つドミネーターから放つ、麻痺効果などを持つ銃撃。 威力はほぼないが、それなりの時間マヒしてしまい動けなくなる。 この状態から他の技に連続で繋げてくるため、連射されるこれを回避することが望ましい。 ドミネーター(シューター) 属性:カーソル 特性:のけぞり 無敵 対インビジ 特殊効果:- 解説: リーサル:エレミネーターの代替として実装されたモードによる射撃。 高威力のビームを放ち、対象にダメージを与える。これと言って突出点はないのだが、ダメージは痛く、シンプルに厄介。 ドミネーター(デコンポーザー) 属性:無 特性:のけぞり 無敵 ブレイク 対インビジ 対水中 特殊効果:パネル破壊(穴) 解説: 少しのチャージ時間を経て発射される最大出力モード。 2×2マスの巨大な砲弾を発射して、高範囲を焼き払う。 しかもこちらがマヒ状態の間にチャージを完了させて発射してくるため、なおのこと厄介。 強襲型ドミネーター 属性:カーソル 特性:のけぞり 無敵 ブレイク 対インビジ 特殊効果:パネル破壊(穴) 解説: エリア外に移動し、一定時間無敵となり、こちらのいるマスをサーチして連続で撃ち抜いてくる。 着弾地点から十字にビームが拡散し、着弾地点のマスに穴が開き、攻撃範囲はヒビパネルに変化する。 近接捕縛術 属性:無 特性:のけぞり 無敵 特殊効果:ふっとび 解説: 目の前に瞬間移動してきて、連続攻撃を浴びせてくる。 最後の一発のみがブレイク属性を持ち、尚且つヒットすると後方1マスノックバックさせられる。 スタングレネード 属性:電気 特性:のけぞり 特殊効果:麻痺 解説: エグゼ6において登場したフラッシュボムと同じ攻撃。 放物線を描いてボムを投げつけ、炸裂すると少量のダメージと共に麻痺を与えてくる。 着弾してから炸裂まで時間があるので、それまでに破壊してしまうのが望ましい。 ドローン召喚 属性:置物/電気 特性:のけぞり 特殊効果:麻痺 耐久値:300 公安局において使われていたものに類似したドローンを2体呼び出す。 耐久値が非常に高く、こちらの攻撃をブレイク属性を除いてシャットアウトする。 また、こちらのエリアに少しずつ前進してきて行動範囲を狭めてくる他、目の前にいると横1マスのスタンアームを伸ばしてこちらを麻痺させてくる。 貫通性能を持つ攻撃やボム系のチップのように直線攻撃でなければ、これを飛び越えて攻撃可能。 ブレイク属性ならば一発で撃破できるほか、エアシュートやポルターガイスト、ブリザードボールなど置物に効果のあるチップの対象となる。 937 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2023/06/08(木) 23 21 24 ID softbank060146109143.bbtec.net [171/185] 以上、wiki転載はご自由に。 名前だけ出ていて、あるいは明らかにモブじゃないキャラが動いていたりして、 6作目でようやく名前とかが判明する感じですねぇ
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232:弥次郎:2022/12/04(日) 21 53 12 HOST softbank060146109143.bbtec.net 憂鬱SRW GATE 自衛隊(ry編SS 「エリア52にて」 ファルマート大陸 アルヌスの丘近郊 平成世界主観2008年 地球連合特地拠点 企業連保有航空基地「エリア52」 平成世界の関係者から「エリア52」と呼ばれる基地がある。 それは、地球連合軍の拠点の近くに設営された、日米地三か国が共同で使う航空基地のことだ。 本来はややこしい名称がついているのであるが、手っ取り早い呼び名ということで「エリア52」というのが定着している。 この航空基地、ただの基地ではない。 所属こそ地球連合軍の麾下にある企業連のモノという体裁だが、その実としてはこのファルマート大陸に関与する平成世界の国も一枚噛んでいる。 この基地は確かに航空基地としての機能がある。だが、それ以上に大きいのは工廠が併設されている、ということだろう。 それこそ、平成世界の日米の航空機メーカーが機材やら資料を運び入れ、さらに企業連さえも協力しているというくらいだ。 その気になれば航空機を一から、コンセプトを決め、設計図を引き、シミュレーションし、実験をし、パーツを生産し、組み立てまでできるほど。 そんな、航空業界に関わる人間にとって垂涎の環境で行われていることとは何か? それは単純だ、企業連合による平成世界の航空業界への強烈なてこ入れに他ならない。 突如としてこのファルマート大陸に出現し、帝国を蹂躙したヴォルクルスとの雌雄を決した邪心戦争からこっち、連合のやるべきことの一つだったのだ。 というのも、今後ヴォルクルスのようなコミュニケーションも何も通用しない「外敵」の存在が現れるかもしれないという危機感を日米も抱いたのだ。 元より地球連合としては外敵に備えてほしいと言ってきたのだが、ヴォルクルスの出現はその言葉の説得力を強化したのだ。 既存戦力が如何に無力であり、機動兵器というのが既存戦力の上を行くことは日米も嫌でも理解した。 しかして、そんな一朝一夕に機動兵器の運用などをできるようになるわけがない。 なればこそ、既存兵器などを改良して順々に技術とノウハウの蓄積を行う、というのが順当な判断であった。 そして、航空業界にテコ入れをするにあたって利用されたのがこの航空基地、というわけである。 日米の航空業界、軍事企業を主とする企業の技術者や研究者、さらには軍の抱えるパイロットまでも招集し、ここで研究と研鑽を行わせた。 彼らの仕事は地球連合から提示される未来の技術をかみ砕き、吸収し、活用できるようになること。 その為ならば惜しむことはないと、それぞれの国の後押しの下、多くの人間が学んでいたのだった。 さて、ここでなぜエリア52などと呼ばれているかを明かそう。 それは単純に、この航空基地から奇妙な航空機が飛び立っているのが散々目撃されたことに由来する。 そう、UFOのような、既存の航空機の枠に収まらないようなものが飛び回っているのを、日米の兵士たちが目撃したのである。 その実はUAVであるとか飛行MTであるとかが正体であるのだが、それを知らされている人間は少ない。 これを理由に、UFOなどが飛んでいるとされるエリア51に倣う形でエリア52と呼称されることになったのであった。 そこには揶揄があり、ある種の興味があり、あるいは憶測や恐れというものがあった。人間、分からない者は怖いのである。 だが、ここにいる人間たちは一向に意にかさない。そんなことを気にしているほど余裕はないのだ。 未来の技術を、あるいは並行世界の技術を学ぶというのは如何に金を払っても不可能なこと。それができてしまえるのだ。 未知を知るということは、その手の人間にはたまらない魅力がある。元の世界での商売のことも考えれば、なおのこと手は抜けないのであった。 企業連保有航空基地「エリア52」第3滑走路 格納庫からトーイングカーで引っ張り出されたのは、見る者が見れば「SR-71」と誤認しただろう。 実際、ロッキード・マーティンから招聘され技術者はその機体を初めて見た時「SR-71だ」と発言していた。 だが、その実態はまるで違う。 元々はC.E.世界で開発された超音速ステルス機に祖を持ち、尚且つそれを再設計して技術レベルを下げて開発された航空機。 漆黒のボディ。何者の追随も許さない速力。レーダーからも逃れるステルス性。無茶な飛行に耐えうる機体フレームとエンジン。 それらの結晶たる黒い巨星(ダークスター)こそ、今タキシングを行い、飛び立とうとしている航空機「XA-999」のペットネームだった。 233:弥次郎:2022/12/04(日) 21 53 42 HOST softbank060146109143.bbtec.net コクピットに収まるのは、米軍から招聘された腕利きのパイロットだ。 『ストーム、緊張は?』 『ああ、している。これから、そこに行くんだからな』 航空管制官であり飛行テストを見守るスタッフに軽口をたたくパイロット「ジャック・“ストーム”・スミス中尉」は緊張と興奮を抑えきれずにいた。 すでに何度もシミュレーションで訓練を重ね、訓練機でも同じように飛ばすことができるようになっているパイロットである。 しかして、ストームが実際にXA-999に乗るのはこれが初だ。しかも、米軍のパイロットの中でも初めて、となる。 初めて尽くしだ。大変に名誉なことであり、あるいは危険なことであり、同時に心躍ることでもある。 カタログスペックでは---未来の技術の結晶を劣化させたと言え盛り込んだことで---なんとマッハ10という領域をも凌駕する。 それを可能とするのがエネルギー転換装甲という頑強な素材と、熱核タービンエンジンという強力なエンジン2発。 そしてSR-71をさらに発展させたかのような形状が空気による妨害を極限まで減らす。 ストームの言うところの「そこ」とは、これまで人類が有人ではたどり着いていない速度域のことであった。 『だが、改めて言うぞ。今回のは安全マージンも取ってある試験とはいえ、危険が伴う。 わずかな操作ミスでも、0.1秒の間でも狂えば、とんでもない方向に吹っ飛ぶ。そういう航空機だ』 『わかってる、わかってる。操縦桿にしっかりしがみつくさ』 専用のパイロットスーツ---最早宇宙服のレベルのそれ---に身を包んだストームは管制官にそう返答する。 それは比喩ではない、しがみついてでも耐えなければ、ダークスターは危険な航空機となるのだ。 これまでシミュレーションでの飛行では、多くの腕利きパイロットが、それこそテストパイロットを任される人間が振り回され、墜落を経験していた。 それらの積み重ねの中でやっとこさその速度と運動性を発揮できると認められたのがストームだったのだ。 『ストーム、滑走路への進入を許可する』 『ああ』 そして、滑走路に進み、悠然とその時の備えるダークスター。 今回はあくまでも飛行テスト。武装は搭載しておらず、同じ重さとバランスのダミーを乗せているだけだ。 『ここはいい……気ままに、自由に飛べるからな』 そう、この特地、ファルマート大陸には地球上では存在するしがらみがない。 国境、天空からの無粋な目、追っかけてくる無粋な迎撃機、あるいはノイズがない。 純粋に航空機を飛ばすことだけに集中できるというもの。パイロットとして、極上と言える世界にいたのだ、ストームは。 実際、地球連合からの技術供与を受ける場所を特地に置いたのは、防諜という観点があったのは間違いない。 特地という環境にスパイなどを送り込んだりするのは至難の業だ。まして、地球連合の目も光っている。 無論ここ以外での防諜も行うことが前提となるのだが、それでも負担が小さいのは確かである。 『クロス1、離陸を許可する。グッドラック』 『クロス1、了解』 各種システムが飛行に向けて一斉に動き出していく。 ここから向かうのは、人類未踏の速度域。人の作った翼が、未知の世界へ飛んでいくのだ。 そして---緩やかに最初の離陸というステップを踏み、上空へと飛び立っていった。 234:弥次郎:2022/12/04(日) 21 54 17 HOST softbank060146109143.bbtec.net XA-999 コクピット内 規定通り飛行し、高度を上げ、機体を安定させる。 ああ、興奮が沸き上がって止まらない。 危険なことをするということに対しても、恐怖心以上に、ストームの身体の中には確かな喜びがあった。 (いい子だな……) ストームは感動を覚えていた。 操縦桿を握って飛行しているだけでもわかるのだ。この航空機がいかに優れているか、ということが。 徐々に高度を上げていくダークスターは、一切のよどみがない。人と航空機の一体感が段違いだ。 (さて……) 既定の高度だ、と意識を切り替える。 純酸素に慣らされた体で手早く、しかし正確に操作を行う。 単に飛ぶだけならば、熱核タービンエンジンを2発も搭載する必要はない。 その必要があったのは、偏に将来には既存の航空機を飛び越える速度を発揮できる航空機が必要になるからであった。 その構想は、パイロットである自分にも明かされているが、やがては可変航空機というとんでもないモノにたどり着くという。 この航空機をかっ飛ばしている熱核タービンエンジンもそれに使われるのだという。 それらを反芻し、しかし、頭から追い出す。今重要なのは、これから行う飛行だ。 『加速する』 それをあえて口に出してから、スロットルレバーに手を置き、慎重に、しかし大胆に開放していく。 同時に、加速に備えて身構える。事前のウォームアップと連合から供与された耐Gスーツにより、身体は耐久できるだろう。 しかし、それでもパイロットへの負荷が都合よく0ということはない。本来の負荷を考えれば何倍も良いとはいえ、襲い来るのはわかっているからだ。 (ぐっ……!) そして、速度が上昇していくにつれ、身体に徐々に負荷がかかってくるのを感じる。 速度はすでにマッハの領域。じわじわと、HUDに表示される速度を示す数値は上昇していっている。 だが、まだだ。まだマッハ5を超えた程度でしかない。 (まだいけるだろう……!) 愛機と、自分にストームは言い聞かせる。 熱の壁たるマッハ3は超えていて、実際に機体の表面温度が上昇しているのは確認されている。 だが、それは問題ではない。エネルギー転換装甲とピンポイントバリアシステムの応用で局限されているのだ。 本来ならば有人機としては限界であっただろうが、そこを超えることができるのがこの機体であると知っている。 だからこそ、今の段階では「まだ」マッハ5を超えた程度でしかないのである。本領はさらにその先にある。 (行けよ……!) そして、速度はついにロケット動力の極超音速実験機であるX-15の記録したマッハ6.7を飛び越え、その先へと踏み込んだ。 現状はマッハ8。今回の飛行試験で目指す速度はその2つ上。その結果としてこの機体の飛行ルートは一部帝国領に食い込むが、構うものか。 ストームは、未知の世界に飛び込んでいる喜びと、パイロットとしての冷静な部分が両方体にあることを自覚した。 熱と冷たさの両方。驚くほど自分は落ち着いていて、集中できている。 さあ、さらに先へ。 ストームは、さらにスロットルレバーを解放した。 それに応じるように、黒い巨星は空を引き裂くように、その羽ばたきで速度の壁を超えていった。 235:弥次郎:2022/12/04(日) 21 54 53 HOST softbank060146109143.bbtec.net 以上、wiki転載はご自由に。 GATE編でも、ちょっとは明るい話を。 次話に続きますのでよろしくです。 238:弥次郎:2022/12/04(日) 22 15 26 HOST softbank060146109143.bbtec.net 取り急ぎ誤字修正だけ… 234 × 速度はすでにマッハの領域。じわじわと、HADに表示される速度を示す数値は上昇していっている。 〇 速度はすでにマッハの領域。じわじわと、HUDに表示される速度を示す数値は上昇していっている。 ちょっと風呂入ってきます